こんにちは(^^)田中です!!
今回はDTMの「ベロシティ」についての記事にしようと思います!!
DTMを触られてる方でしたら最初に知ると思います「ベロシティ」これは音の強さを0~127で表したものですね!打ち込んだ音全てにどれくらいの強さでいれたか表示されると思います。
このベロシティの値でどんなサンプルを呼び出しているかを決めているのです。
※サンプルとは「録音された音」の事です。
例えばピアノで考えるとこんな感じだったりするのです。
0~40 優しく弾いた音
41~100 普通に弾いた音
101~127 強く弾いた音
↑この場合は1音に対して3回録音して、それぞれを割り当てている感じです。
この場合は3レイヤーですね!!
有名なピアノ音源「Ivory2」などはなんと最大18段階のベロシティーレイヤーで収録などと書かれています!これは驚異的ですね!!
このレイヤーが多ければ多いほど、楽器の再現性が高くなります!大きな容量を使うのでディメリットはCPU負荷が多い事ですね!
ちなみに、ディフォルトで入っている音源などはレイヤーが無いものなどもあり、ベロシティが単純な音量になっているものもあります。
ベロシティによって読み出されるサンプル音が違う事は理解していただけました?
ではでは、あなたがよく使う音源はベロシティを上げ下げするとどのような音が再生されるでしょうか?よく使う楽器を立ち上げてこんな風にベロシティーを並べてみてください。
今回試してみたのはKontaktライブラリーのストリングス音源ですが90~100あたりで大きく音色が変わりました。115以上でも大きく変わりました!これは明らかにサンプルが変わっている事を意味しています。
音色が変わったので音の立ち上がり速度も変わりました。
このベロシティーによる音源変化を考えずに打ち込みをするとフレーズの中でちぐはぐのサンプルが再生する事になります。意識しないで打ち込むとベロシティーが一定を超えた瞬間鋭い立ち上がりの早い音が出て、ほんの少しベロシティーが低いだけで優しい音になったりします。
全ての音源のチェックをしなくてもいいので、よく使う音源は確認しとくといいですよ!
大容量○○GBのサンプルを収録などと書かれている重たい音源は、ベロシティーでのちぐはぐ感が少ないものが多いです(^^)
でも音源、全てを手に入れるのは大変なので持っている音源で最高のものを作るためには必要な知識です!是非意識してみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございます!
是非これからの作曲の参考にしてみてください。
大阪心斎橋スタジオ Vocal Space B
http://vocal-space.jp/studio/
田中克幸